おしりからもりっと出たあれは…ネコの「ふん争」でひねり出した答え
高橋俊成
火を付けると、黒い燃えかすがもりもりもりっと伸びあがってくる。そんな花火の「へび玉」を用い、ネコの「うんち」に見立てた商品を、名古屋市の玩具店が販売している。見た目のインパクトが強烈だが、ネコや犬の殺処分ゼロに向け、動物愛護につなげたいとの思いも込められており、快便ならぬ快調な売れ行きだという。
【動画】名古屋市のおもちゃ屋が開発した花火「ねこのうんち」=高橋俊成撮影
駄菓子やおもちゃなどの問屋が並ぶ名古屋市西区の新道地区の一角にある「堀商店」。1950年創業で、縁日で使われるスーパーボールやフィギュアなどを扱ってきた老舗だ。「店内には1万種類以上の在庫があります」。同店の4代目で商品企画担当の堀新太郎さん(33)は胸を張る。
堀さんが「うちの新エース」と太鼓判を押す新商品が、今年2月から販売を始めた「ねこのうんち」だ。ネコのおしりを模した台紙にへび玉がくっついている。火をつけると、まるで排便したかのように燃えかすがふくらんでいく。
商品開発のきっかけは2年前…
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