水不足、さぬきうどん店にも緊張 「四国の水がめ」3次取水制限へ
紙谷あかり、多知川節子
「四国の水がめ」と呼ばれる早明浦ダム(高知県)について、四国4県や四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は30日、7月2日から第3次取水制限に入ると発表した。梅雨が史上最短で明けるなど少雨の影響もあって貯水率は下がり続け、9年ぶりの3次制限となる。
6月30日午前0時現在、貯水率は34・3%で、平年値の87・5%を大きく下回る。四国地整局によると、7月中旬にも貯水率0%になる可能性があるという。
3次制限では、香川用水への供給量を半減させる。高松市中心部ではすでに、水道の圧力を下げる「減圧給水」が行われているが、さらに減圧する。県内の他の自治体でも減圧給水が実施される見通しだ。
水不足は、さぬきうどん店にも緊張を走らせている。うどんはゆであげた後に冷水で締めるため、水を多く使うからだ。
高松市内で4店舗を営む「さ…
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