参院選は佳境を迎えています。任期は6年で、衆院のように解散はない参議院。長期的な視野で政策を議論することなどを期待され「良識の府」と呼ばれています。参院はその期待に応えられているのか。そもそもそんなイメージがあるのか。沖縄の海を背景に、赤ふんどし姿で社会問題に対する思いをさけぶ動画を配信している「せやろがいおじさん」こと、お笑い芸人の榎森耕助さんに聞きました。榎森さんは衆参の関係を「漫才コンビ」にたとえ、あるべき姿を訴えました。
せやろがいおじさん
1987年生まれ。本名は榎森耕助。沖縄の海を背景に赤ふんどし姿で社会問題について思いをさけぶ動画が話題に。お笑いコンビ「リップサービス」として活動。米国で活動するコメディアン・Saku Yanagawaさんと7月1日から全国ツアー中。
――参院にどんな印象がありますか。
「参院は、衆院で可決された法案を改めて審議するチェック機能も期待されているんですよね。でも、衆院が通した『えっ』って思うような法案をバチッと止めたみたいな話はあんまり知りません。良識の府って言われるけれど、ほんまにそうなっているのかな?と思います。ずっと言っているけれど、実現しない理想という印象です」
――衆院のカーボンコピーという批判もありますね。
「衆院と参院の関係性を見て…
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- 【視点】
「参院選は少し射程が長くなってしまう」という性格づけがあり、他方で「おかしい」と感じたらという思いがあり、というあたりが、参議院選挙との向き合い方ではないでしょうか。「おかしい」ことがすぐに政権や内閣の交代に結びつくわけではないのが参議院選