中国共産党は29日、2021年末時点の党員数が前年比343・4万人増の9671・2万人になったと明らかにした。党員数は右肩上がりで増え続けており、30年間でほぼ倍増となった。党指導部は習近平(シーチンピン)党総書記(国家主席)への権力集中を強めることで、拡大を続ける党組織の引き締めを図ろうとしている。
党中央組織部によると、党員全体のうち女性党員は2843・1万人で、約3割を占める。少数民族は728・5万人。近年は大卒・短大卒以上の党員が増えており、5146・1万人と全体の53%に達した。
習氏が総書記に就任した直後の12年末時点の党員数は、8512・7万人だった。習指導部が入党要件を厳しくしたため、その後の増加ペースは落ちていたが、結党100年を迎えた昨年は4%近い増加率となっていた。入党希望者も増えており、昨年末時点で2062・5万人が入党申請を済ませているという。
人口14億人の中国で、およ…