消えたロシアと新たなパートナー NATOに危機感、迫られた変革

有料会員記事ウクライナ情勢

マドリード=青田秀樹、高野遼、疋田多揚
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 スペイン・マドリードで開かれていた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が6月30日、閉幕した。ロシアのウクライナ侵攻により、NATOは北欧への拡大やウクライナ支援、NATO自身の防衛力を高めることを決めた。中国の台頭をにらんだ行動指針を採択し、日本を含むインド太平洋諸国との協力も深化させる。欧州・北大西洋の軍事同盟であるNATOがアジアへと視野を広げる「歴史的な転換点」となった。

 NATOを変えたのはロシアと中国だ。ストルテンベルグ事務総長は記者会見で「世界は変わる。NATOも変わらざるをえない。変化が速ければ素早い対応が必要だ」と説明した。

 本格的な議論が始まった29日午前、今後10年ほどの行動指針となる「戦略概念」を改訂。従来の戦略概念でパートナーとしていたロシアを、NATO域内への攻撃の可能性も軽視できない「最大かつ直接の脅威だ」と定義した。

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