ツバメの巣30個見守り続けた道の駅に感謝状 三重

亀岡龍太
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 道の駅いが(三重県伊賀市柘植町)がツバメの巣作りを毎年見守り、約30個の巣と共存を続けてきたとして、公益財団法人「日本野鳥の会」(上田恵介会長)は店側に感謝状を贈った。

 日本野鳥の会三重のメンバーが6月1日、名阪国道伊賀サービスエリア(大阪方面行き)にある同店にたまたま立ち寄り、たくさんのツバメが子育て中なのに驚いたという。軒先など約20カ所で営巣し、未使用の巣も約10カ所確認した。

 北川英典店長(39)によると、ツバメの営巣は7、8年前に気づいた。巣の下にふんを受ける箱を置くなどし、巣から落ちたヒナを戻したこともあるという。「店内なら衛生面で考えものですが、外側なので苦情も特にない。カメラでヒナを撮影するお客さまもいるぐらい」

 北川さんは、ツバメが飛び交う店の外で同会三重の平井正志代表(75)から感謝状を受け取った。「感謝状をもらうとは思わなかった。今年も戻ってきてくれるようにとの思いで対応してきただけ。今後も同じ対応を続けます」

 平井さんは「ツバメの営巣は近年、不衛生だとしていやがる所も多い。特に都市部で受け入れられていない現状がある。しかし、以前は害虫を食べる益鳥、商売繁盛の象徴などと歓迎された渡り鳥。今後も人との共存が続いてほしい」と話した。(亀岡龍太)