中国艦艇3隻、沖縄・宮古島を通過 日本をほぼ一周

成沢解語
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 防衛省は30日、中国艦艇3隻が沖縄県沖縄本島宮古島の間を通過したと発表した。この3隻は13日に長崎県対馬海峡で確認されて以降、日本列島に沿って右回りに航行していたが、これで列島をほぼ一周した形となった。今月はロシア艦艇も列島を半周しており、両国による連携した動きだったとみられる。

 同省によると、3隻はミサイル駆逐艦2隻と補給艦1隻。13日に対馬海峡を抜けて日本海を進み、うち2隻が北海道北側の宗谷海峡、1隻が北海道と青森県の間の津軽海峡を通過した。その後、再び合流して太平洋を南下。21日に伊豆諸島を抜けていた。30日の発表では、29日午後11時ごろに宮古島の北東約130キロで確認され、30日にかけて東シナ海に抜けたという。

 これとは別に、9日以降に北海道周辺で確認されたロシア艦艇5隻が、太平洋を南下して対馬海峡まで半周。中国艦艇3隻は、このロシア艦艇を数日後に追うように航行していた。

 防衛省関係者によると、3隻は太平洋で訓練にあたっていたとみられる。太平洋に進出する別の最短ルートがあることから、意図的にロシアと同じ航路を進んだとみられるという。(成沢解語)