「IR事業者との交渉記録を開示して」都内の男性が大阪府・市を提訴

安井健悟
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 カジノを含む統合型リゾート(IR)を推進する大阪府、市に事業者との交渉記録などを開示するよう求めたところ、不開示とされたのは不当だとして、東京都内の男性(49)が30日、府と市を相手取り、不開示決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は今年2月と4月、府と市に対し、交渉記録のほか、事業者の提案書の審査に関する文書を開示するよう求めた。だが、府は一部の文書を、市は全ての文書を不開示とした。

 府と市は、不開示の理由として「事業者のノウハウに基づくもので、非公開を前提に提出された。公にすると、競争上の地位を害する恐れがある」などを挙げている。

 男性側は「莫大(ばくだい)な公金投入に見合う効果があるのか。府と市は、文書を積極的に公開して判断を仰ぐ責務を負う」と主張している。(安井健悟)