旭川高専、コロナで個人練習 最後まで声出し続けたベンチ
三木一哉
30日、高校野球北北海道大会旭川地区Aブロック2回戦、旭川高専0―12旭川明成(5回コールド)
「みんなで一緒に野球をできる時間は本当に限られていた。だから、せめて最後に勝ちたかった……」。旭川高専の吉村玲亮主将(3年)は試合を振り返るうちに、嗚咽(おえつ)がこみ上げ、言葉を詰まらせた。
各地から生徒が集まり宿舎生活する生徒が多い高専では新型コロナで厳しい感染対策が取られ、そのたびに部活動はできなくなった。吉村主将と平川諒太朗選手(3年)が中心となり、個人でできる練習メニューを考えてチームを維持してきた。
迎えた夏の初戦。点差は開いてもベンチからは声が出続けた。平川選手は「心配していた部員も集まった。これからいいチームを作ってほしい」。(三木一哉)
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