食用コオロギ使い機内食、売りは「風味と香ばしさ」 ジップエア提供

上沢博之
[PR]

 格安航空会社(LCC)ジップエア(ZIPAIR Tokyo、本社・千葉県成田市)は、食用コオロギを養殖する徳島大学発のベンチャー企業「グリラス」(本社・徳島県鳴門市)と連携して、食用コオロギの粉末の入った機内食メニューを採用した。7月1日から予約の受け付けを始める。

 グリラスによると、食用コオロギが機内食に採用されるのは国内初。

 ジップエアは、食用コオロギの普及に取り組むことで、「たんぱく質危機」や「食品ロス」などの社会的な課題の解決や、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の実現に寄与したいとしている。

 同社によると、食用コオロギは、食料不足などの際の新たなたんぱく質源となり、動物の肉などに比べて、生産時の環境負荷が低い。また、食用コオロギの養殖では、えさに、廃棄されることの多い小麦の殻などが活用されているという。

 食用コオロギの粉末入りの機内食は、ハンバーガーの「トマトチリバーガー」と、パスタの「ペスカトーレ」で、いずれも1500円。グリラスが食用に生産したフタホシコオロギの粉末「グリラスパウダー」を、トマトソースや、ハンバーガーの肉やパンに混ぜ込んである。「甲殻類の殻のような風味や香ばしさがある」(ジップエア企画マーケティング部)という。

 成田空港と、バンコクシンガポール、ホノルル、ロサンゼルスを結ぶ国際便で、予約を受け付け、提供する。(上沢博之)