奈良のPR、鹿しかない?しかたない? しかし脱却へ確かな仕掛けも

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渡辺七海
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 奈良といえば鹿。その揺るぎないイメージ通り、公的機関や企業のキャラクターやイベント宣伝など、あらゆるPRの場に登場する。ただ、鹿まみれの現状から抜け出そうという試みもでてきた。

 鹿がいる奈良公園周辺には、官公庁が立ち並ぶ。県庁正面では、県のマスコットキャラクターで鹿の角を持つ「せんとくん」像が、地検では雄鹿「なっち」の着ぐるみが出迎える。

 「鹿のように愛され、親しまれるようにした」という県警の「ナポくん」、奈良市消防局の「なっぴぃ」、奈良市観光協会の「しかまろくん」――。鹿をモチーフにしたキャラばかり目立つ。

 民間もしかり。奈良信用金庫は2009年に「ならっきー」を誕生させた。すでにあちこちで「鹿キャラ」が登場し、せんとくんも出たばかりの時期。だが、「奈良といえば鹿。かわいさのあるキャラにしよう」と名付けた。奈良交通はICカード乗車券の愛称が「CI―CA(シーカ)」。その名に合わせて、「シーカくん」が生まれた。

 宣伝にもよく採用される。近鉄は観光キャンペーン「わたしは、奈良派。」のメインビジュアルに、17年の開始当初から鹿を採用する。「四季と一緒に撮影ができ、首都圏や近畿・東海圏で『奈良ならでは』の風景を分かりやすくPRできる」と担当者はいう。

奈良でPRに使われるのは鹿ばかり。そんな現状に一石投じる人たちがいました。その真意は?記事後半で紹介します。

 一方、鹿ばかりが目に入る現…

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