中国へ渡る日本人研究者、そこから見えた日本の大問題

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記者コラム 「多事奏論」 編集委員・吉岡桂子

 「極秘無期限」と記されている。

 「北京・上海高速鉄道を21世紀の両国友好のシンボルとしたい」

 「最新技術を全面的に移転するとともに、資金面での協力を検討していく考え」

 1999年7月、北京で行われた小渕恵三首相と朱鎔基首相(肩書はいずれも当時)の首脳会談を控えて、外務省が作成した発言応答要領の一部だ。関係者から入手した。

 日本政府は「新幹線」の売り…

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    江藤名保子
    (学習院大学法学部教授=現代中国政治)
    2022年7月2日15時9分 投稿
    【視点】

    中国問題ばかり見ていると日本の課題を見落としませんか、という問題提起に共感しました。たとえば人材立国のシンガポールでも、世界から人を惹きつけるための戦略を実践しています。シンガポール国立大学ではテニュア(終身在職権)を得るためにはシビアな競