六本木交差点そば、大量のがれき投棄容疑 解体会社社長ら5人逮捕

大山稜
[PR]

 東京・六本木の工事現場に産業廃棄物を持ち込んで埋めたとして、警視庁は、解体工事会社「壱解」(那覇市)の社長の男(58)と、47~72歳の同社スタッフら男4人を廃棄物処理法違反(投棄禁止)容疑で逮捕し、1日発表した。法人としての同社も同じ容疑で書類送検した。社長は「知らない」などと容疑を否認しているという。

 生活環境課によると、5人は昨年5~6月、東京都新宿区内の住宅の解体現場から出たがれきなどの産業廃棄物約1トンを、同社が関わっていた港区六本木4丁目の雑居ビル解体現場まで運び、無断で捨てて地中に埋めた疑いがある。同社は産業廃棄物を運搬・処分できる許可を受けておらず、がれきの処分にかかる経費を浮かす目的があったとみられる。

 同課は、六本木の現場から掘り起こした約1トン分について、新宿の現場のがれきと一致することを確認。防犯カメラの映像などを解析したところ、新宿の解体現場からは2トントラックが少なくとも16回、がれきを搬出していることが判明しているといい、不法投棄の総量が32トン以上に上るとみている。

 昨年7月に、六本木の解体現場に出入りしていた別の業者が不法投棄に気づき、動画に撮影して警視庁に相談していた。

 六本木の現場は六本木交差点から約50メートル離れたビル群の中にあり、現在は駐車場として整地されている。(大山稜)