日本発フランス産アニメ世界最高峰(小原篤のアニマゲ丼)

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 フランス人がマンガ家の谷口ジローさんを大好きなのは知っていましたが、谷口作品をアニメ化して昭和40年ごろの銀座の「森永地球儀ネオン」まで忠実に映像化するとは驚きました。そのアニメ映画「神々の山嶺(いただき)」が8日から公開されます。原作にほれ込み約10年かけ映画を完成させたプロデューサーのジャンシャルル・オストレロさんに話を聞きました。

 「日本とエベレストを舞台に、日本人が活躍する物語が、日本で生まれ、仏に渡り、アニメになって日本に凱旋(がいせん)する、こんな大冒険があるでしょうか。日本での劇場公開を心から喜んでいます。この作品は我々スタッフ全員から日本へのオマージュなのです」

 夢枕獏さんが1990年代に発表した小説「神々の山嶺」を2000年代に谷口さんがマンガ化したのですが、これには弊社主催の手塚治虫文化賞が一役買っています。谷口さんが「『坊っちゃん』の時代」(関川夏央さん原作)で1998年に第2回手塚治虫文化賞マンガ大賞に選ばれた時の選考委員の1人が夢枕さん。谷口さんに「神々の山嶺」をマンガ化してほしいという希望を、贈呈式後のパーティーでお二人の共通の知人である映画監督・佐藤嗣麻子さんを通じて伝え、このマンガが生まれました。その経緯を夢枕さんが記した文章が、集英社文庫から出ているマンガ全5巻の第1巻に載っています。

 ほどなく仏語版が出て、オス…

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