国政選挙の開票時間、テレビをつけると選挙一色だ。当落を速報し、各局のアナウンサーや芸能人らが当選者や政党幹部に質問をぶつける。ただ有権者としては、候補者の政策や人柄は投票前に知りたいところ。なぜ投票が締め切られた後になって盛り上がるの?
「投票が終わると取捨選択できるが…」
テレビ東京の開票特番ではジャーナリストの池上彰さん(71)の歯に衣(きぬ)着せぬインタビューが定着し、「池上無双」の異名もとる。
池上さんは「選挙特番をやると(視聴者から)『もっと前からやってほしかった』という声がある」と明かしつつ、こう漏らす。
「結果的にある候補者や政党に不利になる質問や、(相手が)言いたくないようなことをあえて聞くことも、投票が締め切られたあとだからできる。そこの仕分けが難しくて、いつも苦労しています」
なぜか。ヒントは放送法にある。
第4条は、放送番組の編集は…
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- 【視点】
子どもの頃から選挙特番好きな私ですが最近はつまらないと思うし、そもそも事前の報道の腰が引けている感じに呆れています。 記事中に、放送法の《選挙特番第4条は、放送番組の編集は「政治的に公平であること」と定める。2014年の衆院選前、自民
- 【視点】
実は今回の参院選は朝日新聞も10日の投開票日夜19時50分から、開票ライブを朝日新聞デジタル上で動画配信します。コメントプラスのコメンテーターにもご出演いただき、私も解説役で出演するのですが、その予定をツイッターで告知してみたところ、やっぱ