「続いたらまずい」14階建てが猛暑の最中に停電 ある団地の危機

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大島隆
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 午前8時半、ブツンと小さな音がして、家の中の照明が消え、電気機器が止まった。

 「ブレーカーが落ちたのかな」。7月1日。この日は早朝からエアコンをつけ、ちょうどテレビとパソコンの電源を入れたところだった。ところが、ブレーカーを何度上げ下げしても、電気は戻らない。

 私が住む埼玉県川口市の芝園団地は、およそ5千人が暮らす巨大団地だ。住民の半数は外国人で、もう半数の日本人住民は、大半が高齢者だ。

 エアコンが切れた室内では、温度がじわじわと上がっていくのを肌が感じ始めた。

 この日の川口市は、午前8時の段階ですでに気温が30度を超えていた。普通の時期なら特段驚かない停電も、この暑さの中では命にかかわる。とりあえず、気温の上昇を少しでも抑えようと、窓のカーテンをすべて閉めた。

 ツイッターで情報を探しても、停電の情報が何も出てこない。居ても立ってもいられなくなり、とにかく外に出ようと玄関を開けると、ちょうど隣に住む外国人女性が家を出るところだった。

 「停電してますか?」と聞い…

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