協会けんぽの黒字半減 コロナ禍の受診控えが解消 21年度
村井隼人
中小企業の会社員らが加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は1日、2021年度の収支が2991億円の黒字になるとの見通しを発表した。黒字は12年連続。黒字額は、コロナ禍の受診控えで過去最大だった前年度より半減した。
保険料などの収入は前年度比3・4%増の11兆1280億円。コロナ禍で経営が悪化し、保険料の支払いが猶予されていた事業主からの納付が回復して、収入を押し上げた。
支出はコロナ禍の受診控えが解消され、前年度比6・7%増の10兆8289億円。協会けんぽの担当者は「1人あたりにかかった医療費はコロナ前を超える水準になっている」と話す。
一方、23年度以降、75歳…
【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら