富良野、旭川大に4度の挑戦も散る 勝利は次代へ引き継ぐ

三木一哉
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 (1日、高校野球北北海道大会旭川地区Bブロック2回戦 富良野1―8旭川大〈7回コールド〉)

 富良野にとって旭川大は「壁」だった。春季大会地区予選で7回コールドで敗れた。その後、2度の練習試合も負けた。夏の初戦で引き当てた時は「またか」と「今後こそ」の反応が入り交じった。

 伊藤彰浩監督によると、練習では旭川大を見据え、球速がある投手に対応するため、打者は内角を捨て、外角の直球狙いを徹底。投手は打ち込まれないための外角低めに逃げる球を磨いた。走者を置き、試合の場面を想定した練習に重きを置いた。

 列車通学をしている部員もおり、練習は午後6時半ごろまで。濃密な時間を過ごし、指示を待っている部員はいない。ベンチに入らない1年生でも意見を言える雰囲気があるという。

 この日一回裏、先発投手の成瀬哲主将(3年)は2死から四球などで走者2人を背負い、3点本塁打を浴びた。「相手は点を取りに来た。こちらにも甘さがあったかもしれない」。気持ちを切り替え、立ち直りを見せる。だが、五回2死一、二塁から二塁打を浴び、2点を追加された。七回、2死からの内野守備の乱れが命取りとなった。

 成瀬主将を支えた捕手の両瀬颯選手(2年)は3打数2安打、1盗塁と気を吐いた。三回には中堅へ適時打を打ち、一矢報いた。「何度も苦しい場面があったが、チームは声が出ていた。成瀬さんも気持ちを切り替えて立ち向かっていた」

 そして、きっぱりと言った。「次は勝ちたい」。バトンはつながれた。(三木一哉)