旭川農、マネジャーから選手に 代打の一振りで唯一の得点

三木一哉
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 1日、高校野球北北海道大会旭川地区Bブロック2回戦、旭川工17―1旭川農(5回コールド)

 四回裏、14点を追いかける旭川農。2死二塁の好機に、小川聖真選手(3年)が代打で出た。

 中学1年まで柔道をしていたが、けがで続けるのをあきらめた。チームスポーツに興味があり、野球の経験はなかったが、マネジャー志望で野球部へ。ところが、高橋幸生監督や同期の部員に強く勧められて練習を始めた。先発の機会はなかなかなかった。だが、声を出し続けるムードメーカーの小川選手は欠かせない存在になった。

 この日、初めての全校応援のなか、小川選手の一振りは中前適時打となり、チーム唯一の得点をもぎ取った。「冬の練習はつらかったけれど、先輩も仲間も自分を支えてくれた。最後の試合で、こんないい場面で打席に立てて、ヒット、打点までついた。野球部員になってよかった」。笑顔に涙がまじっていた。(三木一哉)