国会議員に占める女性の割合は低い。主要7カ国(G7)のなかで最下位だ。政治分野でのジェンダーギャップ(男女格差)をどう解消するかは、参院選の論点の一つ。戦後初めて国政選挙で女性候補者が「3割」を超えた今回、女性の政治参画を進める姿勢も問われている。
通常国会の最終盤を迎えていた6月11日、立憲民主党の西村智奈美幹事長(55)は参院選佐賀選挙区で公認した女性とともに、佐賀県小城市のスーパーマーケット前で演説した。
「なぜ私たちが女性擁立にこだわるか。家事や育児や介護を現時点で主に担う女性の声が生かされなくて、この国をどうやって良くできるのでしょうか」
「2人立てれば共倒れ」あえて踏み込む
擁立した女性は介護職の経験…
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