ワクワクいたずら、ピンチに野性味 ピーターラビット展が2日に開幕

田中ゑれ奈
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 いたずらっ子のウサギと仲間の動物たちの物語を美しい彩色画で描き、世界中で愛されてきた絵本「ピーターラビット」シリーズ。出版120周年を記念した「ピーターラビット展」(朝日新聞社など主催)が2日、大阪市阿倍野区あべのハルカス美術館で始まる。1日に内覧会があり、貴重な原画や絵本のもとになった直筆絵手紙など、約170点が公開された。

 いたずらをたくらむワクワク顔、怖い人間に追いかけられて泣きべそ顔。洋服を着て後ろ脚2本で走るピーターだが、いよいよ追い詰められる場面では恐怖に毛を逆立て、野生の目つきで辺りを警戒する。

 横山志野学芸員は「擬人化した姿ではあるが表情はあまりデフォルメされず、動物本来のしぐさや動きの中で、喜怒哀楽が巧みに描き分けられている」と話す。

 作者のビアトリクス・ポターが自ら監修したぬいぐるみや、ゲームや食器などのキャラクターグッズも展示。絵本の場面を再現したオブジェが点在する空間は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだようだ。

 9月4日まで。7月4日、11日休館。一般1600円など。問い合わせは同館(06・4399・9050)へ。(田中ゑれ奈)