東芝系企業、SEの過労自殺で和解 時間外労働削減や再発防止を約束
編集委員・木村裕明
東芝グループの中核事業会社の一つ、東芝デジタルソリューションズ(川崎市)は1日、社員の安部真生(しんは)さん(当時30)が2019年に過労自殺した問題で、遺族と和解したと発表した。長時間労働を背景とした業務上の心理的負荷が原因で社員が労災認定されたことを重く受け止め、グループ全体で再発防止に取り組むとしている。
川崎南労働基準監督署が20年12月に労災認定した後、遺族と会社側が協議を重ねてきた。会社側が労務管理上の責任を認めて遺族に謝罪し、再発防止策の徹底を約束。5月25日付で和解した。
双方によると、和解内容には…
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- 【視点】
このような記事を読むたびに、どうして私たちは未だに過労死を起きさせない社会に出来ていないのかとやるせない気持ちになる。長時間労働そのものが健康被害につながるのではなく、結果的に食事や睡眠が不規則になることが原因だという調査もあるが、人の疲労