ゼレンスキー氏からプーチン氏へ メッセージ届けた意外な大統領

有料会員記事ウクライナ情勢

ジャカルタ=半田尚子
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 11月の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の議長国であるインドネシアジョコ大統領は6月29~30日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)とロシアの首都モスクワを訪問した。ゼレンスキー大統領、プーチン大統領と相次いで会談し、停戦に向けた対話を促すとともに、G20サミットへの参加を求めた。

 ロシアのウクライナ侵攻後、両国を訪問するのはアジアの首脳として初めて。プーチン氏のサミット参加を巡っては、ウクライナや欧米諸国が反発しており、議長国として難しいかじ取りを迫られている。

ロシアは「世界を飢餓で脅す」

 ジョコ氏は29日にゼレンスキー氏と会談。ゼレンスキー氏は会談後の共同会見で、ロシアによる黒海の封鎖で穀物輸出が滞っているとし、「ロシアは世界を飢餓で脅している」と語った。ジョコ氏はロシアを名指しすることを避けつつ、「全ての当事国が食糧輸出のために安全を保証することが重要だ」と述べた。

 G20サミットについてゼレンスキー氏は「平和の回復にはG20議長国や構成国による後押しが極めて重要。招待は受け入れる」としたが、「参加は治安状況や参加国の構成による」と語り、従来の立場を変えなかった。

「ウクライナでの進展」を伝達

 翌日、モスクワに移動したジョコ氏はプーチン氏とも顔を合わせた。共同会見でジョコ氏は、ウクライナ侵攻について「非常に困難な状況にあるが、平和的解決に向けて動くことが重要だ」とし、紛争当事国間で対話を続けることの重要性を訴えた。

 一方、プーチン氏は「ウクラ…

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