年金運用は10兆円の黒字、海外株式が全体を押し上げ GPIF公表

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村井隼人
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 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、2021年度の運用益が10兆925億円だったと発表した。黒字は2年連続。収益率は5・42%だった。ロシアによるウクライナ侵攻や米国などの利上げで今年(1~3月)の運用は赤字となったが、昨年の世界的な株高に支えられ、年間では黒字を確保した。

 21年度の資産別の運用実績は、外国株式が8兆4290億円、国内株式は1兆871億円、外国債券は1兆724億円の黒字。国内債券だけが4960億円の赤字だった。コロナ禍からの経済再開が株価を押し上げたことなどが影響した。円安も収益増に働き、機械的な試算では外国株で9%、外国債券で7%分をそれぞれ引き上げる効果があったという。

 GPIFが市場運用を始めた01年度以降の累積運用益は105兆4288億円、運用資産額は196兆5926億円となった。これまでの実質的な運用利回りは年平均3・78%で、政府が達成を求めている1・7%を上回っている。

 一方、GPIFはウクライナ…

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