コロナ禍続いた3年生「悔いのない試合を」 高校野球愛知大会が開幕

土井良典
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 1大会全国最多の175チーム(186校)が出場する第104回全国高校野球選手権愛知大会が2日、開幕した。甲子園出場までは多いチームで8試合を勝ち抜かなければいけない。名古屋市のパロマ瑞穂野球場では1日、開会式のリハーサルがあった。

 選手宣誓をする東邦の落合智哉主将(3年)や、司会進行役の椙山女学園放送部の若松春妃さん(3年)と鵜飼詩奈(しいな)さん(2年)が予行演習をした。3年生は入学時からコロナ禍が続いた。若松さん自身、放送部の大会が録音データによる審査ばかりになった。若松さんは「悔しい思いはわかる。声で選手を応援できるよう元気に進めたい」。

 球場では享栄の選手たちも横断幕の設置などを手伝った。レギュラー外の下川巧真さん(3年)は「最後の夏なので悔いのない試合をしてほしい」と話した。

 愛知大会の模様はメ~テレが決勝、NHKが準決勝と決勝を中継。バーチャル高校野球では、1回戦から決勝までの大会全試合をインターネット配信する。(土井良典)

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高野連、熱中症対策を呼びかけ

 記録的な早さで梅雨明けし、猛暑の中で迎える大会。愛知県高野連は熱中症対策への呼びかけを強めている。コロナ対策で使用を禁止する予定だった更衣室を、体調不良を訴える選手の休憩室や、昼食の保管場所に変更。塩分摂取用のアメなどを急きょ手配するほか、五回終了後のグラウンド整備ではベンチ前に散水をするなど、鶴田賀宣理事長は「可能な限りグラウンドの温度を下げる努力をしていきたい」。

 観客へは、まわりと距離を取りながらマスクを外すことなどを場内アナウンスで呼びかける。県高野連のウェブサイトでは、厚生労働省の熱中症予防のサイトも紹介している。