自民党・麻生太郎副総裁(発言録)
昭和30年11月、自由党と民主党が合併してできたのが自由民主党。それ以来ずっと我々は安全保障や防衛の問題をやってきた。普通の生活をしている時に、安全保障や防衛を考える機会はあまりない。それは良いことなんですよ。
したり顔で、「(安全保障について)考えない方が悪い」という人がよくいるが、それは世の中が分かっていない。今、アフガニスタンやシリアやイラクに生まれたとしたら、間違いなく安全保障について考える。いきなり地雷が爆発するようなところに住んでりゃ。みなさん方はそういうことに関係のない国、日本に生まれた。だから考えなくて良いというのは良いことなんですよ。
「政治に関心がないのはけしからん」とえらそうに言う人もいる。しかし政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国です。考えなきゃ生きていけない国のほうがよほど問題なんだ。(三重県桑名市内での講演で)
- 【視点】
先日ある雑誌で参院選の見方について取材を受けたのですが、そういえばこんなことも言いました。 ・選挙戦はナマモノ。これから終盤にかけて失言という名の本音が出てくる ・最近麻生さんが静かですね 麻生氏が静かなのはなんかわかります。
- 【視点】
麻生副総裁、あなたの仰る「政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国」というのは本当にその通りです。安全保障や経済問題、社会保障や子どもの教育問題に関心をもたず、日常を暮らしていける、こんな良い国はありません。 ただし、政治への