再認識されるロシアでのビジネスリスク 「投資しなくなる」の声も

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宮川純一、友田雄大
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 ロシア極東の資源開発プロジェクト「サハリン2」について、プーチン大統領がロシアの新会社に移す大統領令に署名した。日本が事業に参加し続けられるかは不透明で、調達にも不安が広がっている。

 「事実関係を確認している。まだコメントできない」。大統領令への署名が明らかになった日本時間1日朝、サハリン2に出資する商社などの関係者は対応に追われた。

 エネルギー関連会社の多くはサハリン2から液化天然ガス(LNG)を輸入している。最大級の量を調達している火力発電会社JERAの担当者は「現在、売り主に状況を確認している」と話すにとどまった。調達量の9%を頼る東京ガスや、約20%の東邦ガスなど各社も、詳細を確認できていないとしている。

 日本にとって安く安定したエ…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年7月2日10時53分 投稿
    【視点】

    プーチン氏は2012年に、「ビジネス環境ランキング」の20位以内に入る、という目標を掲げました。世界銀行が毎年発表していた投資のしやすさの目安となるランキングです。ロシアの近代化と経済発展のためには、民間や国外からの投資が不可欠だと考えてい