円安による値上げがスマホにも及んできた。米アップルは1日、日本の公式ウェブサイトで販売する「iPhone」などの価格を引き上げた。サイト上での詳しい発表はなく、国内シェア首位の急な値上げに波紋が広がる。
サイトによると、昨年9月発売の「iPhone13」は税込み11万7800円からとなり、1万9千円(約19%)上がった。タブレット端末「iPad」やスマートウォッチ「Apple Watch Series7」も上がった。
背景にあるのは円安だ。アップル幹部は4月の会見で4~6月期の成長の伸びが当初予想を下回るとしたうえで、「ドル高が問題になっている」としていた。
アップルは6月上旬に、日本…
【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
10数年前の「ガラケー」全盛時代は日本の携帯電話市場の大半は国内メーカーが占めていました。しかし、いまのスマホはiPhoneを筆頭に海外製品が主流。デジタル製品も輸入に頼る度合いが強まりました。「円安→輸出増」というメリットより、「円安→国