2年連続初戦敗退の夏から6年 ハマの若き4番、牧秀悟の反骨精神

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構成・高億翔
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 プロ2年目とは思えない勝負強さで「ハマの4番」としてチームを牽引(けんいん)する横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手(24)。甲子園を目指した最後の夏は初戦敗退、一瞬で終わった。その悔しさを糧に、大学、プロで花を咲かせた。「怒り、苦しみを最後に夏にぶつけて」。コロナ禍で思うように練習できず、つらい時期を過ごした球児たちに、“牧流”のエールを送ってくれた。

 中学を卒業し、地元の長野県中野市から約60キロ離れた松本第一に進学。1年生からレギュラーに定着。猛練習を重ね、3年時には春の県大会王者になった。

松本第一高校は松本市にある私立高校。春夏を通じて甲子園の出場歴はなかった。

 「全て夏のためでした。全体練習が終わったあとも個人練習。ティー打撃ではひたすら強く振ることを意識していましたね」

 一番つらかったのは長野大会前の合宿での特別メニュー。朝4時の近所の山のダッシュから始まり、打撃、守備、筋力トレーニング。その後、夕方にまた山を走る。終わるのは夜8時だった。

 「すごくきついイメージのある高校3年間。あれが一番きつかった」

春の県大会優勝チームが一瞬で散った夏

 初の甲子園出場を目指し、第1シードで臨んだ長野大会。思わぬ落とし穴があった。初戦で相手を上回る計8安打を放ちながらも逆転負け。3番ショートで出場した牧は2安打を放ったが、チームは1得点に抑えられた。前年に続き、2年連続の初戦敗退だった。

 「出し切れた感じはないです…

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