KDDI、全国で通信障害が発生 アメダスのデータの一部取得できず

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 携帯電話大手のKDDIは2日、同日午前1時35分ごろから全国で通信障害が発生していると発表した。同社のネットワーク回線を使っているauやUQモバイル、オンライン専用ブランド「povo」の携帯電話で、通話やデータの送受信がしにくい状態が続いているという。原因は調査中で、同日正午現在、復旧のめどは立っていない。

 同社は「お客さまに多大なご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます」とコメントしている。同社は約6211万の契約回線について調べているという。

 また、楽天モバイルは同日、KDDIの回線を利用している一部の地域で、同様の通信障害が起きていると発表した。

 気象庁によると、この通信障害の影響で、2日未明から、気温や降水量などを観測する「アメダス」のデータの一部が取得できない状態になっているという。同庁によると、アメダスは全国に約1300地点あり、KDDIの回線を使用しているのは約600地点。このうち午前10時現在、最大400地点ほどで断続的にデータの取得が不安定になっているという。

 電気通信事業法では、緊急通報を含む音声通話が1時間以上止まり、かつ3万人以上に影響するなどの場合を「重大な事故」と位置づけている。重大な事故が発生した場合、事業者は総務省に速やかに影響人数などを報告し、30日以内に詳細な報告を出すことが義務づけられている。

 昨年10月にはNTTドコモで大規模な通信障害が発生し、2時間超にわたり、約100万人が音声通話やデータ通信を利用できない状態となった。回線の混雑も約29時間続き、音声通話で約460万人、データ通信で830万人以上が利用しづらくなった。ドコモは総務省から行政指導を受け、再発防止策を提出。KDDIなど他の大手3社も、これを踏まえた緊急点検を行っていた。