軽快でいて、とことん味わい深い。
宝塚歌劇団の宙組ミュージカル「カルト・ワイン」。ギャングを抜け、不法入国したアメリカで、ずば抜けた味覚を武器にワイン詐欺師として業界で登りつめていく――。
桜木みなとが、そんな男の生きざまを魅力全開に演じている。作・演出は栗田優香。
記事後半では、桜木みなとの表現の幅広さ、幼なじみ役の瑠風輝や裏の顔をもつ実業家を演じた留依蒔世の好演についてもリポートします。
タイトルの「カルト・ワイン」とは、カリフォルニア州で産出される、希少で高価格なワインの総称だ。
幕開けの舞台には、ずらりとワインが並ぶワインセラー風のセット。そのワインが、照明で次々と色を変える。
真っ赤に染まるワインを背に…
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