ノーヒットノーラン頻発 あの強打者も「はや!」と驚く投高打低の謎

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山口史朗、堀川貴弘、福角元伸
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 めったにお目にかかれない大記録。「完全試合」や「ノーヒットノーラン」が、プロ野球で相次ぐ事態となっている。3月下旬の開幕から約3カ月で、実に4度も達成されるハイペースぶりだ。山口史朗、堀川貴弘、福角元伸)

 開幕直後の4月10日。千葉ロッテマリーンズの3年目、20歳の右腕・佐々木朗希が球史に残る投球を披露した。

 時速160キロ超の直球と精度の高いフォークを、192センチの上背で投げ下ろし、昨季パ・リーグを制したオリックス・バファローズの打者27人に対し、わずか105球。「しっかり心をコントロールしながら投げ続けることができた」と、1994年の槙原寛己以来プロ野球史上16人目となる、1人の出塁も許さない完全試合を達成した。佐々木は、その1週間後の北海道日本ハムファイターズ戦でも8回を完璧に抑えてみせた。

 この衝撃的なピッチングを皮切りに、「投手優勢」の傾向は顕著になっていく。

 5月11日に福岡ソフトバンクホークス東浜巨(なお)、6月7日には横浜DeNAベイスターズ今永昇太、同18日にもオリックス山本由伸がノーヒットノーランを達成。中日ドラゴンズ大野雄大も5月6日、阪神タイガースを相手に延長十回2死まで1人の走者も出さなかった。偉業達成はならなかったが、大記録に遜色ない投球内容をみせた。

 パ・リーグでは、昨季1人しかいなかった防御率1点台の投手が、今季は5人に増えた。対照的に、過去3年は5人前後いた好打者の目安となる打率3割を超えるバッターは、2人だけ(1日現在)。個人成績からも、「投高打低」に拍車がかかっていることがうかがえる。

 「ピッチャーのレベルが高いです。間違いなく」

 「明らかに、何年か前より…

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