ブランド品の指輪「なくした」 落とし主になりすました容疑で男逮捕

高嶋将之
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 遺失物として届けられた指輪を持ち主だと偽ってだまし取ろうとしたとして、警視庁は2日、住居不定、無職の男(63)を詐欺未遂容疑で逮捕し、発表した。男は容疑を認め、「日用品が買えなくてお金に困っていた。指輪をだまし取って転売しようと思った」と話しているという。

 捜査2課によると、男は5月上旬、東京都文京区にある警視庁遺失物センターを訪れ、持ち主になりすまして遺失物であるブランド品の指輪の返還を受けようとした疑いがある。男が申告した指輪の特徴が実物と異なっていたため、不審に思ったセンター係員が拒否し、未遂に終わった。

 男が返還を求める際に提示した身分証を元に調べたところ、今年2~5月に時計や指輪、ネックレスなど10件以上の遺失物が男に「返還」されたことになっていた。

 同課は、男があらかじめ鉄道会社やレジャー施設、デパートなどに電話して時計や貴金属の落とし物がないかを尋ね、あった場合はその特徴を詳しく聞き出した上で警視庁に照会をかけていたとみている。(高嶋将之)