山一番、前祭は孟宗山、後祭は浄妙山が獲得 祇園祭巡行順決まる

西田健作
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 祇園祭で山鉾(やまほこ)巡行の進行順を決める「くじ取り式」が2日、京都市議会議場(京都市中京区)で開かれた。各山鉾の代表者が和装で集まり、17日の前祭(さきまつり)では、「くじ取らず」で先頭の長刀(なぎなた)鉾に続く「山一番」を孟宗(もうそう)山が引き当てた。24日の後祭(あとまつり)では、橋弁慶山、北観音山に続く「山一番」を浄妙山が獲得した。

 34基のうち24基がくじを引き、「くじ取らず」の10基が立ち会った。奉行役を門川大作市長が務めた。

 前祭の山一番を引いた孟宗山保存会の今西功一さん(46)は、2015年も引き当てた強運の持ち主。「まさかの1番でした」。後祭で山一番の浄妙山保存会の加藤義裕さん(49)も、前回の16年に続いて引き当てた。「右から2番目を右手で。前回と同じルーチンです」

 196年ぶりに巡行に本格復帰する鷹山は「くじ取らず」で、後祭の10番目となる。

 くじ引きは、応仁の乱後に山鉾巡行が再興した1500年に、先陣争いを避けるために始まったとされる。コロナ禍による中断を経て3年ぶりに再興する巡行に向け、古式にのっとり準備を整えた。会場は厳粛な空気に包まれた。祇園祭山鉾連合会の大田正樹副理事長は「指の先まで緊張感が感じられ、喜びいっぱいのくじ取り式になった」と、閉会であいさつした。西田健作

山鉾巡行の順番

 【前祭】①☆長刀鉾②孟宗山③保昌(ほうしょう)山④郭巨(かっきょ)山⑤☆函谷(かんこ)鉾⑥白楽天山⑦四条傘鉾⑧油天神山⑨月鉾⑩蟷螂(とうろう)山⑪山伏山⑫霰(あられ)天神山⑬鶏(にわとり)鉾⑭木賊(とくさ)山⑮綾傘(あやかさ)鉾⑯占出(うらで)山⑰菊水鉾⑱芦刈(あしかり)山⑲伯牙山⑳太子山(21)☆放下(ほうか)鉾(22)☆岩戸山(23)☆船鉾

 【後祭】①☆橋弁慶山②☆北観音山③浄妙山④鯉山⑤鈴鹿山⑥☆南観音山⑦役行者(えんのぎょうじゃ)山⑧黒主山⑨八幡(はちまん)山⑩☆鷹山⑪☆大船鉾

 ☆は慣例で順番が決まっている「くじ取らず」。