「私の試合を見ると…」 世界2位の彼女が幸せ大臣と呼ばれる理由
ロンドン=遠田寛生
注目されるほど、力が出るタイプだと自覚している。プレッシャーは特に感じない。
世界ランキング2位に駆け上がっても、だ。
1日、テニスのウィンブルドン選手権の女子シングルス3回戦に登場したオンス・ジャブール(チュニジア)は、大勢の観客で埋まったセンターコートを存分に味わっていた。
終始落ち着いてプレーし、世界77位のディアヌ・ペリー(フランス)を寄せつけない。
6―2、6―3。1時間8分で勝利した。ウィンブルドンでは、これで2大会連続4回戦へ進んだ。
昨年、人生が変わった。
英バーミンガムで行われた大会の女子シングルスで優勝。母国での注目度が急上昇した。
「みんな私のことを追いかけてくれる。そして、もっといい結果を出すと期待してくれてもいる」
そんな中でつけられたあだ名は「幸せ大臣」。
1、2年ほど前から、そう呼…
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