「決められない」リビア議会が炎上 選挙求めるデモ隊が突入して放火

有料記事

カイロ=武石英史郎
[PR]

 北アフリカのリビアで1日夜、東部トブルクにある代表議会にデモ隊が突入し、放火した。現地からの報道によると、デモは、対立ばかりで何も決められない議会や政府の解体と、選挙の早期実施を要求。首都トリポリを含む全土の都市で同時多発的に起き、一部で暴徒化したという。

 リビア・オブザーバーなど地元メディアによると、トブルクの代表議会では群衆が重機で塀を壊して敷地内に侵入。投石や放火をし、建物の一部や書類などが焼けた。この日は金曜日で休日だったこともあり、けが人などはなかった。デモは東部ベンガジや西部ミスラタなどでも起き、南部セブハでは財務省の施設が放火されたという。

 国営リビア通信によると、首…

この記事は有料記事です。残り659文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません