KDDI障害、コロナ療養に影響 保健所「感染者へ連絡したいのに」

新型コロナウイルス

横山輝、根岸拓朗
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 新型コロナウイルスの感染者が全国各地で再び増えつつあるなか、KDDIの通信障害は、療養者と保健所のやりとりにも影響を与えている。

 那覇市保健所では感染者に対し、療養期間が終わる日の朝に携帯電話のショートメールで知らせているが、通信障害のために2~3日に計120人ほどに送信できなかった。障害の復旧後、改めてメールを送るという。

 新たに感染がわかった人には電話で状況を聞き取っているが、auの携帯電話が使えないため、固定電話でやりとりしたケースもあったという。

 オミクロン株への置き換わりが進んだことで以前より重症者は少ないものの、保健所の担当者は取材に対し、「通信障害で不安を感じた療養者もいると思う。これほど長時間の障害はないようにしてほしい」。

 今回の事態を受け、「高齢者や基礎疾患がある人については固定電話の番号を聞くなど、連絡のとり方を改めて検討したい」とも話した。

 「体調に不安なことがある場合は、別の携帯会社の携帯電話や固定電話から山形市保健所へ連絡してください」

 山形市は2日夜、市のツイッターアカウントでこう呼びかけた。

 感染者には基本的に毎日電話をかけ、一日2回の体温測定の結果や、せきやたんなどの症状を聞き取る。だが通信障害のため、au回線の利用者には電話がつながらなくなった。

 市は2日、ツイッターで呼びかけたほか、病状が急変した感染者がいた場合に自宅にすぐ駆けつけられるように、数人の職員を臨時で出勤させた。実際に訪問が必要になった例はなかったという。

 担当者は「10日間の療養期間に責任を持ち、確実に治してもらうために感染者とのコミュニケーションは欠かせないのに」。今回の通信障害について「驚かない人はいません」とこぼした。(横山輝、根岸拓朗)

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