「我々狙う危険千万」日米韓を批判 北朝鮮「アジアNATO化」主張

ソウル=稲田清英
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 日米韓が6月末の首脳会談で対北朝鮮の連携強化を話し合ったことについて、北朝鮮外務省の報道官は「我々を狙う危険千万な軍事的共同対応方案を議論した」と批判し、国防強化の必要性を強調した。朝鮮中央通信が3日に伝えた。

 日米韓首脳会談北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にあわせて6月29日に開かれた。北朝鮮の核・ミサイル開発の進展が東アジアと国際社会の深刻な脅威になるとして、安全保障の協力を緊密に話し合っていくことで合意している。

 同通信によると、北朝鮮外務省の報道官は「朝鮮半島と国際安保環境の急激な悪化に、能動的に対処する国家防衛力を強化する切迫性が増している」と主張。米国がアジア太平洋地域を「NATO化」しようとしているとし、「米国と追従勢力の敵対行為が招いたあらゆる脅威に対処して国権と国益、領域を頼もしく守っていく」と述べた。

 同通信は2日には、6月下旬の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、北朝鮮の弾道ミサイル発射が非難されたことに対する外務省幹部の発言を報じている。「自衛的国防力を強化する措置は、世界最大の核保有国である米国の脅威から国権と国益を守るための正当で合法的な自衛権の行使だ」とし、核・ミサイル開発を続ける考えを改めて強調している。(ソウル=稲田清英)