9人中6人が1年生の岩見沢西 強豪・滝川西を苦しめた変則守備

戸田拓
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 第104回全国高校野球選手権南・北北海道大会は熱戦が続いている。1日の空知地区Aブロック2回戦では、出場9人中6人が1年生の岩見沢西が、春夏通算4回の甲子園出場を誇る強豪・滝川西を苦しめた。その手立ては、「変則守備シフト」だった。

 内野陣は定位置より数メートル前でグラブを構えた。その陣形は、敵将、小野寺大樹監督をして「あんなに前で守られたのは初めて」と驚かせたほど。

 岩見沢西の外野陣は、打者や配球に合わせて位置を変えた。外野フライだけで16個のアウトを取った。安打性の当たりをたびたび抑えた。

 今春、全国の名門校で経験を積み試合巧者で知られた山崎進前監督のあとを襲って、教え子の松田基監督が就任した。指導方針を受け継ぎ、新人勧誘も成功させた。その6人が躍動した。

 夏の大会の組み合わせが決まってから、岩見沢西は滝川西戦に狙いを定めた変則守備シフトを磨いてきた。松田監督は「滝川西は全力疾走を徹底するチーム。深い守備位置ではアウトを取れない」と狙いを明かした。ただ、敗戦に「フライアウトはこっちの網にかかってくれたが、肝心のゴロ処理やバントのベースカバーなどでミスが出た」と反省点を挙げた。

 先発した上見(じょうけん)陽太選手(1年)は「1年生主体のチームで、他校ではできない経験をできた。守備の課題を秋に向けて改善したい」と誓った。(戸田拓)