クーデター後初、中国外相がミャンマー入り 国軍との関係強化探る?
福山亜希、北京=林望
中国の王毅(ワンイー)国務委員兼外相が3日、ミャンマーを皮切りに東南アジアの5カ国をめぐる外遊をスタートした。王氏のミャンマー入りは昨年2月のクーデター以降初めて。米欧との対立を背景に周辺国の取り込みを急ぐ中国は経済協力の強化を約束し国内の和解を促したが、ミャンマー側のまなざしは複雑だ。
王氏はミャンマーで開かれる中国とメコン川流域の5カ国の協力会議に出席。インドネシアでの主要20カ国・地域(G20)外相会議を挟む形で、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアを公式訪問する。
市民の間で高まる反中感情
中国外務省によると、王氏は…
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- 【視点】
インドネシアでのG20外相会合を控えて、中国は東南アジアへの根回しを強めています。王毅外相はミャンマーを皮切りに、タイ、フィリピン、インドネシアを訪ね、G20後にマレーシアにも寄ります。広西チワン族自治区南寧にベトナム、カンボジアの外相呼び