川の中州に取り残された7人をヘリで救助、雨で増水 兵庫・加東市
3日午後2時20分ごろ、兵庫県加東市上滝野の加古川で、「(岸辺への)退路がなくなった」と、中州に取り残された男性から119番通報があった。
北はりま消防本部などによると、男女7人が取り残されていたが、約1時間半後にヘリコプターで全員救助したという。けが人はなかった。
現場は「闘竜灘」と呼ばれる観光地。上流で降った雨で川が増水し、岸辺に戻れなくなったとみている。
近くの駐車場から救出の様子を撮影した加東市内の男性(53)は、「普段は岩場も見えていて景観がいいが、朝からの雨で増水して水の音が不気味なくらいだった」と話した。
気象庁によると、加古川の上流域にあたる兵庫県丹波市では3日、3時間で138・5ミリの雨があり、観測史上最高を更新した。