滝川が強豪・クラーク国際に中盤まで互角の戦い ブラバンの応援に力
戸田拓
3日、高校野球北北海道大会空知地区Aブロック代表決定戦、クラーク国際9―0滝川(7回コールド)
滝川は、今春の選抜大会に出場したクラーク国際相手に5回まで互角の戦いをした。
先発の小松朔也投手は、緩急をつけた投球で強力打線に立ち向かった。「すべてのバッターにオーラを感じ、自分たちから崩れないよう心がけた」。変化球で内角を大胆に突き、1失点でグラウンド整備を迎えた。
六回表、クラークの打棒が爆発する。小松投手は「大振りせずに食らいつくバッティングに変わった」と気づいたものの、連打を浴びて降板した。
小松投手には、これまでと違う球場の風景が印象的だった。ブラスバンドの応援だ。1、2年生の時はコロナ禍。解禁されたこの夏、代表決定戦がブラバンの初登場だった。音楽に乗ってヒットを放った小松投手。「気持ちが高ぶった。応援の力がわかった」と感謝していた。(戸田拓)