第17回安全保障や憲法改正の是非に差 青森選挙区の候補者の考えは

参院選2022自民立憲NHK党

古庄暢
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 参院選の候補者を対象に、朝日新聞社と東京大学の谷口将紀研究室は、政策や政治課題に対する考えを共同で調査した。青森選挙区から立候補した4人の回答を見ると、優先すべき政策に違いがあり、安全保障政策についても差があった。

 今回の選挙で最も重視する政策を尋ねたところ、立憲現職の田名部匡代氏は「農林漁業」、自民新顔の斉藤直飛人氏は「教育・子育て」と回答。政治団体・参政党新顔の中条栄太郎氏とNHK党新顔の佐々木晃氏は、ともに「外交・安全保障」と答えた。

 社会保障政策について、「年金や医療費の給付を現行の水準よりも抑制する」という考えには、斉藤、中条、佐々木の3氏は「どちらかといえば賛成」だった。それに対し、田名部氏は「どちらかといえば反対」とした。

 ただ、子育て世代と高齢世代のどちらに予算を手厚くすべきかについて、「子育て世代」との考えに、中条氏は「近い」、田名部氏と斉藤氏は「どちらかといえば近い」とした。佐々木氏は「どちらとも言えない」とした。

 新型コロナウイルス感染対策をめぐり、「感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げるべき」かについて、斉藤、中条、佐々木の3氏は「賛成」だったが、田名部氏は「どちらとも言えない」とした。

 また、「感染症の拡大防止のため、ロックダウンのような強力な私権制限ができるように法改正すべき」かについては、斉藤氏が「賛成」とした一方、田名部、中条の両氏は「どちらかと言えば反対」、佐々木氏は「反対」だった。

 安全保障政策についても考えが分かれた。

 日本の防衛については、「もっと強化すべきだ」という考えに、4氏とも「賛成」、「どちらかといえば賛成」と答えた。

 ただ「他国からの攻撃が予想される場合には適基地攻撃もためらうべきではない」という考えには、斉藤、中条、佐々木の3氏が「賛成」で、田名部氏は「反対」だった。

 憲法を変える必要についても3氏が「変える」、「どちらかと言えば変える」だったのに対し、田名部氏は「どちらともいえいない」とした。(古庄暢)

青森選挙区の候補者(改選数1)

田名部匡代 53 立現① 〈元〉農水政務官

斉藤直飛人 47 自新  〈元〉県議

中条栄太郎 53 諸新  参政党員

佐々木 晃 50 N新  家電販売業

(届け出順。年齢は投開票日現在。丸囲み数字は当選回数)

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