「ザ☆ピ~ス!」と選挙 ①

 「モーニング娘。」のヒット曲「ザ☆ピ~ス!」(作詞・作曲:つんく)には「選挙の日って/ウチじゃなぜか/投票行って/外食するんだ」という一節があります。選挙のたびにSNSで話題に上りますが、当時のメンバーはどんな思いで歌っていたのでしょうか。21年前の発表当時19歳だった飯田圭織さんに聞いてみました。飯田さんはいま、投票行って何してますか――?

拡大する写真・図版飯田圭織さん

いいだ・かおり
 1981年、北海道出身。歌手・タレント。98年にガールズグループ「モーニング娘。」でメジャーデビューし、2001年に2代目リーダーに就任。05年に卒業後、ソロに転身。1男1女の母としての生活をインスタグラムやブログでも発信している。

 ――2001年7月発表の「ザ☆ピ~ス!」は、飯田さんがリーダーになって初のシングルでした。この曲に、どんな思いを抱いていますか。

 「当時は、メンバーがどんどん増えていって、中学生も入ってきて、世間にハチャメチャなグループっていう印象を持たれていたころでした。そんな中で出た『ザ☆ピ~ス!』は曲調もダンスも歌詞も、ド派手衣装も、全てひっくるめて、きっと世間が見たかった『みんなで踊れて楽しい、モーニング娘。』そのものの一曲だったのではないでしょうか。歌詞は、本当に普通のことを歌っているんです。アイドルグループが『かけ離れた世界』を歌っても共感がない。『新たな出発ってこれだよね』というしっくり感がありました」

サビ前でいきなり「選挙」、狙いだったのかな

 「でも、私自身は当時、曲を覚えて、たくさんのテレビ番組やコンサートで一生懸命歌って踊って、パフォーマンスすることでいっぱいいっぱいでした。どうしても、目の前のカメラ対自分という世界で、その先にどれだけ影響があったのか感じられないこともありました」

 ――当時は19歳で、飯田さんご自身にはギリギリ選挙権はなかったと思いますが、その曲が21年たった今でも歌い継がれて、SNSでは選挙のたびに曲のフレーズを使って投票を報告する投稿が見られます。どのように感じていますか。

 「これだけ時間が経っても世の中が反応してくださることは、とてもうれしいです。サビ前でいきなり選挙という言葉が出てきますよね。世の中に影響を与えたいと考えて、つんく♂さんが狙って入れたんだろうな、と思っていました」

 「私自身も子どものころ、たしかに親と投票に行って外食した思い出があります。何年経っても、選挙の時期になるとこのフレーズが頭のなかでリピートしますね」

 ――飯田さんにとっても、「選挙の日は外食」だったんですね。

拡大する写真・図版「ザ☆ピ~ス!」のジャケット(発売元:アップフロントワークス)

■モー娘。のころはなかなか投票…

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