ウクライナ軍がリシチャンスク撤退認める 「ロシア軍が優位に」

ウクライナ情勢

リビウ=丹内敦子
[PR]

 ウクライナ軍参謀本部は4日、激戦が続くウクライナ東部ルハンスク州で、ウクライナ軍にとって最後の拠点となっていた主要都市リシチャンスクについて「激しい戦闘後、ウクライナ軍は占領地と境界から撤退することを余儀なくされた」とSNSに投稿し、陥落したことを認めた。

 投稿では、ロシア軍は迫撃砲軍用機、多連装ロケットシステム、弾薬、人員などで優位に立っており「そのような条件で都市防衛を続ければ致命的な結果につながる。ウクライナ兵の命を救うため、去る決断が下された」と撤退の理由を記している。

 さらに、「我々は戦い続ける。残念ながら鋼の意志と愛国心だけでは成功するのに十分ではない。兵器と技術的資源が必要だ」として、西側諸国に武器供与などの追加支援を求めた。

 リシチャンスクの陥落をめぐっては、ロシアのショイグ国防相が3日、同市を制圧し、ルハンスク州全域を掌握したと宣言していた。(リビウ=丹内敦子)