丸2日以上の通信障害、招いた「輻輳」とは 解決対応は「職人芸だ」

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杉山歩 中島嘉克
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 KDDIの大規模な通信障害は発生から丸2日以上たって、ほぼ回復した。回線にアクセスが集中する「輻輳(ふくそう)」が発生し、対策に時間がかかった。週明けからの業務に支障が出たところもあり、情報不足もあって通信網への信頼が崩れた。緊急通報の手段の確保など、行政が取り組むべき課題もある。

 KDDIが復旧作業を終えたのは3日午後5時半だとしている。その後も音声通話などが利用しづらい状態は続いた。作業終了時に把握していなかった新たな不具合がわかったほか、輻輳への対処で通信の量を抑えたためだ。

 今回の通信障害は、メンテナンス作業中にデータを仕分けする「コアルーター」に、何らかの障害が発生したことが始まりだった。音声をデータに変える交換機やデータベースにアクセスが集中し、渋滞状態になる輻輳が発生した。

輻輳の制御は「職人芸」

 一度に利用を再開すると通信…

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