バッハ会長、ゼレンスキー大統領に支援約束 総額は3倍の10億円に

ロンドン=遠田寛生
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 国際オリンピック委員会(IOC)は4日、トーマス・バッハ会長が3日にウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問したと発表した。

 ウクライナ・オリンピック委員会からの招待で実現し、約100選手らと交流した。選手たちからはトレーニング状況や厳しい環境などが報告され、「あなた方は1人ではない。五輪に出る夢をかなえるため、我々はサポートしたい」と語りかけた。

 ロシア軍の砲撃による市内の被害状況も見て回り、バスケットボール会場が壊されるなどスポーツ施設の現状を確認した。

 その後はウクライナのゼレンスキー大統領と面会し、1時間近く話し合ったとした。

 IOCはロシアの侵攻を受け、ウクライナのスポーツ界支援のためにすでに基金を設立している。選手の練習拠点や大会参加へのサポートなどで、これまで約250万ドル(約3億3500万円)を集めていた。

 この日は2024年パリ五輪、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪やその選考会に向け、追加支援を発表。国内外にいる3千人以上の選手への支援額を、3倍の750万ドル(約10億円)に引き上げると明かした。(ロンドン=遠田寛生)