自民党・麻生太郎副総裁(発言録)
安全保障があるから、ひとがケンカをしかけてこないんだろ。子どものときにいじめられた子。弱い子がいじめられる。強いやつはいじめられないんだって。違いますか。国もおんなじよ。強そうな国には仕掛けてこない。弱そうな国がやられる。そういうもんでしょうが。「やり返される可能性が高い」と思われて、はじめて抑止力になる。
昭和30年11月、自民党結党このかた、我々は安全保障が大事である、憲法に断固明示すべきだと言い続けてきた。有事法制、国民保護法制、平和安全法制、みな自民党がやってきた。我々は確固たる自信があります。こういったことが今、最も必要とされている時代になってきている。そういうことがわかっている政党が政権を担うべきだ。(千葉県市川市内の街頭演説で)
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- 【視点】
今ロシアの侵略を受けているウクライナは旧ソ連の中ではロシアに次ぐ軍事大国であり、平時でも20万人の兵力を擁していました。旧ソ連で10万人以上の兵力を持っているのはロシアとウクライナだけです。 ということは旧ソ連にはもっとずっと「弱い子」が
- 【視点】
「強いやつはいじめられない」「強そうな国には仕掛けてこない」というのは、人や国の間に信頼関係がない場合には言えそうです。しかし麻生氏の最大の問題は、首相や外相など重要閣僚を歴任しながら、「弱い子がいじめられ」ない社会を作ることが政治の責任で