別姓の婚姻届、千代田区が2度目の不受理 不服として家裁に申し立て

杉原里美
[PR]

 米国で別姓のまま結婚した婚姻関係が日本でも有効と認められた後、別姓の婚姻届を改めて東京都千代田区に提出し、不受理となったのは不服とし、映画監督の想田和弘さん(52)と映画プロデューサーの柏木規与子さんが4日、東京家裁家事審判を申し立てた。婚姻届を受理する命令を出すよう求めている。

 2人は1997年、別姓のまま米国で結婚。2018年、同区に「妻の氏」「夫の氏」の双方をチェックした婚姻届を提出したが、受理されなかった。同年、戸籍に記載されなければ、結婚を公的に証明する手段がないとして、東京地裁に提訴。地裁は21年4月、「婚姻の成立は有効」とする判決を言い渡し、確定した。

 2人は6月、米国の婚姻証書を添え、戸籍への登録のために必要な婚姻届を改めて同区に提出したが、区は、「民法750条と戸籍法74条1号に違反している」との理由で受理しなかった。(杉原里美)