「1票も団結すれば影響力大」 学生が同世代に投票呼びかけ 参院選

参院選2022

小林直子
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 【神奈川】若い世代に選挙や政治に関心を持ってもらおうと横浜市内で活動する団体がある。市内在住・在学の大学生を中心に構成された「イコットプロジェクト」。10日に投開票を迎える参院選に向け、SNSや街頭で投票を呼びかけている。

 「参議院議員選挙があります」。6月30日夕方、市営地下鉄高島町駅(西区)の街頭で、イコットプロジェクトのメンバー4人が通行人にポケットティッシュを配りながら呼びかけた。

 団体は大学生ら10~20代の投票率の向上をめざして2010年に発足した。メンバーは大学卒業などで入れ替わり、現在のメンバー全10人は今年新たに加入した。神奈川大4年の中薗知也さん(21)は「私たち自身が呼びかけることで、同世代が関心を持ちやすくなるのではないか」と活動の意義を語る。

 「まだ一度も投票に行ったことがないんです」。こう話すのはメンバーの1人で、横浜国立大2年の須田大雅さん(20)だ。これまで部活動などを理由に投票に行かなかったが、「どこかに罪悪感があった」。自宅のポストに入っていたイコットプロジェクトのチラシを見て活動に参加した。

 団体のツイッターでは市内の投票所近くの観光スポットや投票の方法などについて毎日つぶやいている。3日にはインスタグラムも開設。動画や写真を使った発信にも力を入れる。

 物価高や奨学金、電力需給、社会保障。今回の参院選で候補者たちが語る争点の中には、若者にとって身近な問題もある――とメンバーたち。中薗さんは「小さく見える1票も団結すれば影響力が大きい。ぜひ大事にしてほしい」。参院選後も活動を続け、高校での出前授業や大学での啓発活動に力を入れる予定だ。小林直子

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